
内容証明などを書こうと、法律用語を調べていて善意・悪意という用語がでてくることがあります。
特に詐欺関係や土地の権利関係にでてくる単語です。
通常の私たちの感覚では、『善意』イコール、ボランティア精神や人助けのようないい考えのことをいい、『悪意』イコール、犯罪を犯すような危ない考えや、悪どい算段のことをいうでしょう。
ですが、法律の世界では意味合いがまったく違うのです。
結論を言えば、『善意』とは、あることについて『知らない』状態を指します。
『悪意』とは、あることを『知っている』状態なのです。
ですから、悪気があるないに関わらず、とてもいい人だったとしても、『あることを知っていた』状況であれば、それは『悪意』になるのです。