内職商法と被害の仕組み

ひと昔前の内職と言えば、裁縫のような仕事や包装などの単純作業を指していたように思います。

ですが、インターネットが発達した今は、ネットならではの内職商法も登場しています。

そもそも内職商法が問題なのは、在宅の内職で稼ぐために『資格が必要である』『機材が必要である』『ソフトが必要である』と言って、高額の準備費用を要求し、それを揃えた消費者がいくら待っていても実際には仕事が紹介されない、紹介されてもまったく稼げないという詐欺に近い方法がまかり通っているからです。

また、インターネットの普及はそれを2つの意味で助長しています。

ネットの普及による内職商法被害

1つは、ネットのアフィリエイトやオークションのように、家にいても実際に稼げる方法が確立されたことにあります。

ですが、ネットは非常に不透明な分野です。十分に仕組みを理解して手を出さなければ、いいカモにされてしまうだけです。

2つ目は、パソコンにインストールさせるような手軽なソフトを商品にできてしまうことです。

これであれば、『1日5分でこんなに儲かる!』と言った具合に、ネットの広告で人を集め、この仕組みを使うなら、必要ソフトを40万円で購入する必要があるという感じで、商売が成り立ってしまうのです。

楽して稼げる方法はありません。十分にご注意ください。